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【モラハラタイプ別対処法6】ともかく神経質なモラハラ夫への対処法 | 雨宮眞也法律事務所

離婚問題

【モラハラタイプ別対処法6】ともかく神経質なモラハラ夫への対処法

2021.09.01更新

弁護士秦
こんにちは、東京・日本橋の弁護士秦(はた)真太郎です。本当に役に立つ詳しいブログ解説を目指して解説していきます。なお、モラハラ情報盛りだくさん!弁護士秦のモラハラ総合サイトは>>こちら<<になります。

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1.モラハラとは何だ?


 

 「モラハラ」最近よく耳にするようになった用語のため、モラハラとは何なのか分かったような分からないようなぼんやりとしたイメージでこの用語を使っている方も多いと思います。

 モラハラとは、一般的には「言葉、態度、文書などによって継続的に相手の人格や尊厳を傷つける精神的な虐待行為」などと言われます。

今回は、このようなモラハラ夫の中でも「ともかく神経質な夫」を取り上げて、その夫との別居や離婚を決意した時、どのように対応すればよいのかについて解説します。
ここでの「ともかく神経質」というのは、
①奥様の家事の些細な不行き届などについて、こと細かく指摘してくる、とか
②ともかく健康面で神経質なため、化学調味料NG、農薬を使った可能性のある野菜NG、料理用を含めて必ずミネラルウォーターなどの指示が多い、とか
③子どもの育児の方法等について、些細なことも含めて、こと細かく指示してくる、とか

④子供が立てる物音や声に敏感に反応し、細かく指摘してきたり叱責してくる、とか

⑤子供の習い事の取り組み方や試合の結果などについて事細かく指摘してくる、とか

の例があります。

今回のブログは、このようなモラハラ夫との円満生活を目指すということではなく、当該モラハラ夫と別居・離婚する決意を固めた方向けのブログになりますので、ご留意の上、お読みください。

 

 

2.「ともかく神経質」というのは、相当数あるが、必ずしも主流派ではない


私も日頃からモラハラ夫と対峙していると、「ともかく神経質な夫」と対峙することも相当数あります。
ただ、このような「ともかく神経質」という特性がモラハラ夫で多く見られる特徴かというと、そうではない印象です。
私がモラハラ夫と対峙していると、独自の考え方を持っており、そのことへのこだわりが強いとか、「どのモラハラ夫にも共通する」と思われる共通点があることも多いのですが、「ともかく神経質」という特徴は、モラハラ夫の中でも必ずしも主流派の特徴ではないと感じるのです。

もちろん、主流派ではないから「モラハラに該当しない」ということではありませんし、夫がともかく神経質だと、あなたも常に何を言われるか怯えながら生活しなければならず、日常生活の中で心理的に疲弊していってしまうケースが多いです。

 

3.モラハラの証拠集めのポイント


 モラハラの内容が「ともかく神経質」という場合、そのような神経質な発言は、突発的かつ口頭で言われることが多いため、これを証拠化することは非常に難しいケースが多いです。
ただ、このような神経質なルールについてモラハラ夫が紙に書いて冷蔵庫に貼り付けることなどもありますので、そのような場合には、貼り付けてあるメモを写真で取って保存しておけば一つの証拠になります。
また、このような神経質な発言をLINEやメールでしてきた場合には、当該LINE等は、モラハラを証明する一つの証拠になり得ます。特に神経質な夫だと、メールやLINEの内容も非常に長文になりやすい傾向がありますので、特に長文で「普通ここまでのことは書かない」というような内容のメールやLINEがあると、夫の神経質さの証明に使いやすいかもしれません。
 いずれにしましても、証拠集めのことなどで迷うようなことがあれば、遠慮なく弁護士秦まで直接ご相談ください。

 

 

4.自分で別居・離婚を切り出すべきか


 夫が神経質だというような場合には、粘着質で、かつ、こちらの言葉尻についても細かく指摘してくるような人物が多いので、夫と直接話をすることの心理的負担が大きいということも多く、そのようなケースですと、直接話を切り出すことはあまりオススメしません。
 他方で神経質ではあるが、夫自身メンタルが強くないというような場合には、こちらから別居話を切り出すと、特に反論等もしてこないというケースもあります。
 そのため、直接話をすることが、あなたにとって大きな心理的負担にならないようでしたら、一度は直接話をしてみても良いと感じます。

 

 

5.親族等を交えて話をすることは効果的か?


 夫のモラハラが、神経質であるという部分に限られる場合、親族等を巻き込むべきかは慎重に検討したほうが良いです。
 と言いますのは、神経質という点は、なかなか他人に理解されにくい話ですので、親族等が「極力家庭を維持していったほうが良い」という考え方の場合には、あなたの方が逆に説得されてしまうおそれがあるからです(要するに、「そのくらいのことは子供達のために我慢しなさい」というようなことを言われてしまうということです)
もちろん、別居後の生活を考えると、まだお子様に手がかかる年齢なので、親族のサポートが必要だというような場合には、しっかりとあなたのモラハラ被害を理解してもらい、別居や離婚を応援してもらう必要があろうかと思います。このようにして親族のしっかりとした理解を得られた後であれば、親族を交えて夫と話をするということも有力な選択肢になると思います。

 

 

6.別居のタイミングは?


 前述のように、あなた自身がモラハラ夫と直接話をするか、親族を交えた話をすることが可能な場合には、その話し合いの進捗を見つつ、別居のタイミングを検討していくことになります。話し合いが順調に進むようでしたら、先に離婚届を提出して、その後に別居するという手順になることもあります。
 逆に、モラハラ夫と直接話をすることが難しいような場合には、まずは、何も告げずに別居するところからスタートするというケースの方が多いと思います。その場合の別居のタイミングについては、①あなた自身が今の生活にどの程度の期間耐えられるのかという点と、②別居後の生活を経済的にどのように成り立たせるのか、③お子様への説明等との兼ね合いで時期を検討していくことになります。②の経済面については、夫側から婚姻費用を得られるという点を考慮しても良いのですが、モラハラ夫は、こちらの別居後は生活費を出し渋るケースが非常に多いため、少なくとも別居後数か月の生活は維持できる経済的基盤を整えておく必要があります。

 

 

7.弁護士はどのような進め方をするのか


 この手の神経質なモラハラ夫は、自分で悪いことをしているという認識が乏しい人物が多いので(例えば、化学調味料禁止としているのは、家族の健康を考えてのことだということを言い始めます)、そのような人物にも理解できるようなインパクトのあるエピソードがないのかという点を奥様と打ち合わせて確認することが多いです。
 神経質なモラハラ夫は、こちらの発言に対しても、一つ一つ自分が納得できるように事細かく質問してくる傾向が強いからです。

 なお、このように神経質なモラハラ夫は、将来のリスクや不安を避けたいので、神経質に対応しているという人物が多く、調停手続きといった裁判所の手続は嫌がる傾向が強いです。
 そのため、モラハラ夫側が明らかに調停手続きを嫌がっているというような場合には、こちらも調停手続きを取らないので、協議離婚で話をまとめましょうというスタンスで交渉に臨むことも多くあります。

 

 

8.まとめ


・「ともかく神経質」というのは、モラハラ夫の主流派の特徴ではないように感じる。
・モラハラ夫のマイルールについてメモ等の書面があれば、それを写真として保存しておくとか、神経質発言を含むLINEやメールがあれば、一つの証拠になる。
・あなた自身の心理的負担が大きくないようであれば、一旦は、あなたが直接別居を切り出すということを考えてみても良い。
・神経質という事象は他人が理解しにくい側面があるので、親族等を交えるにあたっては、しっかりと理解してもらったうえで間に入ってもらう必要がある。
・神経質なモラハラ夫は調停手続きを嫌がる人物が多い印象なので、嫌がっているようなら調停を避けるということを交換条件に交渉を進めていくことも多い。

 

 

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