突如離婚調停の相手方にされてしまった方へ-【調停テクニック5】調停への臨み方
2019.07.08更新
こんにちは、東京・日本橋の弁護士秦(はた)です。>>「理不尽な離婚に対してNO!」旦那様側の夫婦関係総合サイトはこちら<<になります。本当に役に立つ詳しいブログ解説を目指して解説していきます。
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1.調停なんて初めて
突如離婚調停の書類が届き、そこには、裁判所に行かなければならない日時が指定されている。あなたは「調停なんて初めて」「裁判所に行くことも初めて」といった方が多いのではないでしょうか。
離婚調停は人生で何度も経験するものではありませんから、調停が人生初という方が大半でしょう。
そんなあなたの緊張を少しでも和らげるべく、調停の席での振る舞い方等について以下の通り解説致します。
2.「とりあえず話を聞きに行ってみよう」という姿勢は厳禁
率直に言いますと、奥様が提出した調停申立書を読んでも、奥様がなぜ離婚したいのかの理由等はほとんど分かりません。そのため、まずは「調停に出席して家内が何を言っているのか確認してみよう」と考える方も多いかと思います。
しかし、これでは、対応が後手に回ってしまいますので、このような姿勢は厳禁です。
奥様と一緒に生活している中で、奥様が不満に思っている点等は、ある程度察しがつくと思いますので、奥様が離婚したい理由をある程度想像した上で対応を検討しておく必要があります。
3.まずは、別れたいのか、別れたくないのかを予め決めておく
離婚調停申立書が届いている以上、奥様は離婚の意思が固いと考えてよいと思います。
そこで、あなたとしても奥様が離婚理由として言ってきそうなところを想像しながら、あなた自身も別れたいのか、別れたくないのかについては事前に決めておいた方が良いです。
多くの方にとって調停は初めての体験でしょうから、ただでさえ緊張してしまい、調停委員に伝えたいこともきちんと伝えきれないということも多いと思います。
そのため、少なくとも離婚したいのか離婚したくないのかという一番重要な点だけはしっかりとあなたの気持ちを固めておくべきだと思います。
4.色々と悩み過ぎない
心配だから色々なサイトを見てしまうというのはある程度仕方ないのですが、各サイトによって書きぶりが違うなどして、あまり色々なサイトを見てしまいますと、余計に悩んでしまうという事態に陥りかねません。
調停の臨み方について詳しく書いてあるサイトを2,3個見れば、おおよそのところは分かりますので、それ以上のサイトを見るのはオススメしません。
また、サイトによっては、今後の見込み等について書いてあるサイトもありますが、あなたの事件は世界で一つしかないあなただけの事件なので、そのようなサイトの記事に影響されすぎないようにして下さい。
5.確認したいことは予めメモしておく
例えば、奥様が突如別居し、離婚調停の書類だけが届いたといったケースの場合、何が何だか分からないまま調停に出席するというケースもあると思います。
そのような場合に、「とりあえず調停に行ってみよう」という姿勢では、あなたに不利に手続が進んでしまうリスクがあります。
離婚調停なので離婚するかどうかが大きな問題であることは間違いないのですが、あなたなりに確認したい点、気になる点があると思いますので、その様な点は予め箇条書きでメモをしておくのがよいと思います。
ただ、調停の時間は限られていますので、確認したい点が沢山ありますと確認しきれずに終わってしまうということになりかねません。
そのため、確認したい点は多少絞り込んだ方が良いですし、その中でも優先順位に応じて聞く順番は予め決めておいて下さい。
例えば、①子どもといつ会えるのか、②子どもは新しい学校になじめているのか、③子どもの習い事はどうしていくつもりなのか、④そちらの生活費はいくら払えばいいのか……というように、確認したい事項を箇条書きにして、優先順位を付けてみて下さい。
このような準備をすることで、あなた自身の頭の整理にもつながると思います。
6.当日の臨み方
調停委員は、あなたの表情や口調をよく見ています。
あなたがあまり感情的になってしまいますと、それが「あなたの普段の姿」と誤解されてしまう虞があります。
そのため、調停委員の誤解を受けないように、冷静に話をするようにして下さい。
少なくとも調停委員に対して喧嘩腰になることは厳禁です。
もちろん調停の席ではあなたの気分を害するような内容の話も出てきますので、そのときに常に冷静でいることは難しいと思いますので、多少声が大きくなってしまうことは仕方がないと思います。その際にも、すぐに切替えて冷静に戻る姿勢が重要だと思います。
また、調停委員は随所で大事な話をしますので、必要に応じてメモを取るようにして下さい。もちろんメモばかり取っていては話が進まなくなってしまうため避けるべきですが、何もメモを取っておりませんと肝心なことを聞き逃してしまうと言うことになりかねません。
7.当日の服装
特にラフすぎる服装でなければ、普段の服装で構いません。スーツでなければならないということもありません。
8.まとめ
・調停なんて初めてという方の方が多い。
・とりあえず調停に行ってみようと言う姿勢は厳禁である。
・まずは、別れたいのか別れたくないのかは最低限事前に決めておく。
・色々なサイトを見すぎて悩みすぎないように注意。
・確認したい点等は予めメモにまとめておく。
・調停当日は冷静に話をし、大事な内容はメモを取る。
・当日の服装はラフすぎなければ普段着で構わない。
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