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【モラハラ離婚シリーズー私はこうして離婚を決意した(7)】生活費をろくに渡さなくなったので離婚を決意したケース

2026.03.09更新

こんにちは、東京・日本橋の弁護士秦(はた)です。「しっかり戦って、しっかりと勝つ」をモットーに詳しく解説していきます。

神田駅から2駅、銀座駅から2駅、秋葉原駅から3駅の事務所です。夜間対応が充実しています。

 

今回は、私が実際に担当した事件のご依頼者様がどのようなきっかけで離婚を決意したのかを、実際の事件に則して解説していきます。

 

1.ご依頼者「Gさん」の概況


①50代女性

②結婚25年

③お子様:大学生の子と高校生の子のお二人

④離婚を決意した後の別居先:実家

 

 

2.違和感を持ち始めたきっかけ


 夫は生活費を盾にこちらの行動を制限してくるタイプのモラハラ夫だったようです。

 特徴的だったのが、Gさんは毎週末夫と一緒に買い物に行くことを義務付けられており、一緒に買い物に行く分にはその週の食材等を購入することが許され、その分の購入費用を夫がその場で支払う。逆に、夫と一緒に買い物に行かない限り、食材の購入等は許されていなかったということでした。

 

 また、夫と一緒に買い物に行けば、好きなものを購入することができたのかというと、一回に購入できる総額の予算が決まっていて、予算オーバーは認められていなかったということでした。

Gさんも、夫と関係が良好な時は、買い物の際に夫が車を出してくれるので「助かる」ぐらいの気持ちだったようですが、別居の2,3年ほど前からは、夫婦関係がぎくしゃくしていて、何かと予算を削るとか、今週は一緒に買い物に行かないなどと言われるようになり、精神的な負担になっていたということでした。

特にGさんは持病を抱えていて、外で働きに出ることも難しかったため、夫から食材等の現物支給もなくなると、生活が立ち行かなくなるという状況でした。

 

 

3.離婚を決意した直接のきっかけ


 夫婦の関係が悪化し始めてから、夫からは、Gさんの態度が悪いとか、感謝が足りないといった理由で週末の買い物の予算を減らされることが増えていったようです。

 もともとGさんは好きで夫と週末一緒に買い物に行っているわけではありませんでしたので、予算を減らされたことで夫婦の口喧嘩が増えていったようです。

 結局、夫は、週末一緒に買い物に行くことも拒否的になってしまい、Gさんは、生活費をろくにもらえない生活になりました。

 Gさんは、自分の生活費はまだしも、子供達の食事のための食材も買えなくなってしまい、夫が子供達のことも考えていないということがよく分かって、離婚を決意したということでした。

 

 

4.夫はどんなタイプのモラハラ夫だったのか?


 Gさんの夫のモラハラタイプは、①経済的制限を脅し文句に夫の言うことを聞かせるという行動制限と、②実際に言うことを聞かないと生活費を制限したり渡さないという経済的制限の両方を特徴としていました。

 前述の週末の買い物は代表的なものでして、他にも医療費や教育費等についても事細かな制限が付いていて、Gさんは息苦しい生活だったとお話になっていました。

 

 

5.弁護士秦の目から見たポイント


(1)こちらの行動を制限しようとしてくるモラハラ夫はかなり多い

 モラハラ夫は、自分の考え方が絶対に正しいと考えている人が多く、そのため、自分の考えを妻にも押し付けてくることが非常に多いです。

 その結果、自分の考える通りに行動させようと制限してくるのです。モラハラ夫の中には妻を独占したいという独占欲が強い人もいるので、そのような独占欲で行動している人もいます。

 今回のGさんのケースは、生活費を削るとか渡さないということを脅し文句に、Gさんの行動を制限してくるパターンでした。実際には、離婚や別居を脅し文句にしてきたり、怒鳴りつける、もしくは延々と説得してくるという形で、自分の言う通りに行動させようとしてくるモラハラ夫もいます。

 

(2)ここまでの経済的制限は珍しい

 今回のGさんのケースでは、本当に一切生活費がもらえないという状況が1か月ほど続いていましたので、ここまでの制限をしてくるケースは珍しいです。夫婦共働きというような場合には、一定期間、夫からの生活費負担がなくても、妻と子供達の生活は成り立つということもあるのでしょうが、Gさんのケースは、Gさんが専業主婦で、かつ、持病があったので、生活費がないと、たちどころに生活できなくなる状況でした。

 このような状況にもかかわらず、無慈悲にも生活費をストップしてくるモラハラ夫は珍しいです。

 Gさんが離婚を決意するのも無理はないと感じました。

 

 

6.顛末


 Gさんのケースは、私が代理人になってモラハラ夫側と話をし、調停までもつれましたが、別居から離婚調停成立まで1年半ほどでの決着でした。

 

 

7.まとめ


・Gさんは、週末一緒に夫と買い物に行くことも関係が良好なうちは苦痛ではなかった。

・別居の2,3年前から夫婦仲が悪くなり、そのことがきっかけで週末の買い物を含め経済的制限に不満を感じるようになっていた。

・最終的に生活費がろくにもらえなくなり、こんなことなら婚姻関係を維持するメリットがないと考えて、離婚を固く決意した。

・妻側の行動を制限してくるモラハラ夫は非常に多い。

・経済的に制限してくるモラハラ夫もいるが、GさんのケースのようにGさんの生活が立ち行かなくなるほどまでに制限してくるケースは稀である。

 

 

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投稿者: 弁護士秦真太郎

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