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【モラハラ離婚で皆さんどうなさっているんでしょうか?⑲】モラハラ後遺症が治るまでの期間はどのくらいなのでしょうか?

2025.03.17更新

こんにちは、東京・日本橋の弁護士秦(はた)です。「しっかり戦って、しっかりと勝つ」をモットーに詳しく解説していきます。

神田駅から2駅、銀座駅から2駅、秋葉原駅から3駅の事務所です。夜間対応が充実しています。

1.モラハラとは何だ?


 「モラハラ」最近よく耳にするようになった用語のため、モラハラとは何なのか分かったような分からないようなぼんやりとしたイメージでこの用語を使っている方も多いと思います。

 モラハラとは、一般的には「言葉、態度、文書などによって継続的に相手の人格や尊厳を傷つける精神的な虐待行為」などと言われます。「暴言」が典型例ですが、「暴言」に限らず、精神的虐待と言える行為は広くモラハラ行為に含まれます。

 

 

2.既にメンタル面での正式な診断を受けてしまっている場合


 同居中から、モラハラ夫の暴言などに悩み苦しみ、既に精神科や心療内科から、PTSDやうつ病、適応障害、身体表現性障害、不安神経症など正式な診断がおりてしまっている場合もあります。

 このような場合には、精神症状の回復にはかなりの期間を要するケースが多いと思います。

 いずれにしましても、既に精神科や心療内科に通院なさっていますので、今後の回復見込みや回復時期に関しては主治医にお尋ね頂く他ありません。

 

 以下では、上記のような正式な精神疾患の診断は受けていない前提で、モラハラ後遺症がいつ頃治るのかについて解説していきます。

 

 

3.そもそも「モラハラ後遺症」って?


 前述のように、既に精神科や心療内科から、PTSDやうつ病、適応障害、身体表現性障害、不安神経症など正式な診断がおりてしまっている場合、これらの精神疾患そのものがモラハラ後遺症と言っても良いものだと思います。

 他方で、このような正式な診断がなくとも、別居以降も、イライラ、倦怠感、食欲不振、吐き気、動悸、息切れ、めまい、頭痛、不眠、感情の不安定、涙もろいなどの体調不良が出る場合には、これはモラハラ後遺症と言ってよいと思います。

 

 なお、誤解がないようにお伝えしますと、①このような「モラハラ後遺症」というのは正式な法律用語ではありませんので、法律などで「どこまでがモラハラ後遺症でどこまでが後遺症ではない」というような明確な線引きがあるわけではありません。このように、正式な法律用語ではないということと関連しますが、②モラハラ後遺症に該当すると慰謝料がもらえる、というような相関関係があるわけではありません。この点はご留意下さい。

 

 

4.モラハラ後遺症が治るまでにかかる期間はどのくらい?


(1)非常に残念ではあるが、短期的には治らないケースが多い

 私が担当している数々の事件を見ておりますと、全体的にモラハラ後遺症は「あまり短期間では治らないことが多い」というのが実感です。

 そのため、あまりにご体調が悪い期間が長引く場合には、「早めに心療内科にご相談に行かれるなどなさって下さい」とアドバイスすることも多いです。

 特に婚姻期間が長いケースですと、長期間モラハラ被害を受け続けたことになりますので、その回復には時間がかかるケースが多いです。

 

(2)それでも別居での負担感軽減は大きい

 前述のように、残念ながら、モラハラ後遺症は、別居以降もそれなりの期間付き合う必要があることが多いです。

 ただ、別居することで後遺症が軽減したとおっしゃる方は非常に多いです。例えば「モラハラ夫と同居中は、毎日夫が帰宅するときのドアの鍵の音がするだけで緊張感が走ってやり場のない気持ちになっていましたが、今はそのようなことは無くなりました」とか「別居してなにより子供たちの笑顔が増えて、私もそれに癒されています」といった感想を述べられる方もいます。

 モラハラ夫は、こちらからしてみると「いつ何を言い出すか分からない」ということで、こちらも強い緊張状態下に置かれてしまうというケースも非常に多いものですから、少なくとも「モラハラ夫と一緒に暮らさなくて済んでいる」という安心感はあるようです。

 

(3)残念ながら、その後の手続きの中で再び体調不良になってしまうこともある

 前述のようにモラハラ夫と一緒に暮らすストレスは軽減されるのですが、あなた自身が調停手続きに参加することの不安感や、その手続きの中で夫側の言い分を聞くことによるストレスなどはどうしても発生してしまいます。

 もちろん、弁護士を雇えば、弁護士も調停の席に同席するのですが、上記のようなストレスや不安感をゼロにすることは難しいです。

 

 

5.弁護士として配慮していること


 私はモラハラ離婚のケースなどを数多く取り扱っておりますので、前述のようなモラハラ後遺症に悩まされている方の苦しみの一部は理解しているつもりです(残念ながら、ご本人様ではないため、その全部は理解することが難しいですが)。

 そのため、なるべくモラハラ被害者の方々が、これ以上モラハラ後遺症が悪化しないように極力努めさせて頂いています。

例えばですが、まず、モラハラ被害を吐き出すということで、私の方で、詳しくお話を聞いて、それをストレス発散につなげてもらうということもあります(逆に、詳しい話を思い出そうとすると心情的に苦しいという場合には、時間をかけてお話を聞くなどします)。

 また、例えば、モラハラ夫側弁護士の書面の内容がきつい内容の場合には、それをメールで転送等する際に「少しお時間をかけてご覧下さい」などとメールタイトルに書くなどして配慮するようにしております。

 

 

6.まとめ


・PTSDやうつ病、適応障害、身体表現性障害、不安神経症などのメンタル面での正式な診断がおりてしまっている場合には、残念ながら回復までに期間を要するケースが多い。

・そうでない場合でも、短期的に回復するケースは少ないと思われる。

・それでも、別居での後遺症の軽減を実感される方が多い。

・弁護士としてもモラハラ後遺症軽減に配慮している。

 

 

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投稿者: 弁護士秦真太郎

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