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モラハラ・DV妻との別居準備(6)―【持ち物リスト】別居の時に何を持って出れば良いか? | 雨宮眞也法律事務所

Q&A

モラハラ・DV妻との別居準備(6)―【持ち物リスト】別居の時に何を持って出れば良いか?

2022.07.25更新

弁護士秦

 

こんにちは、東京・日本橋の弁護士秦(はた)です。「しっかり戦って、しっかりと勝つ」をモットーに詳しく解説していきます。
神田駅から2駅、銀座駅から2駅、秋葉原駅から3駅の事務所です。夜間対応が充実しています。

 

1.別居時の持ち物を点検する理由


 

 モラハラ・DV妻側が離婚に同意してくれなくとも、夫婦間の冷却期間として別居については同意しているという場合には、別居時の持ち物についてあまり神経を使う必要がないかもしれません(後日取りに行くことが比較的容易なので)。

 他方で、モラハラ・DV妻側に事前に話をせずに別居する場合には、予め必要なものを持ち出しておいた方が無難と言えます。

 私が担当した事件では、別居後直ぐに奥様が旦那様の持ち物を全て勝手に処分してしまったといったケースや、別居後ほどなくして奥様が自宅の鍵を交換してしまって自由に入れなくなってしまったケースなどもあります。

 このようなことも想定されますので、別居時の持ち物についてはできる限り漏れがないように注意する必要があります。
 他方で、余りあからさまに準備をしてしまいますと、折角モラハラ・DV妻に事前に別居話をせずに準備していたのに、別居を妻に察知されて、色々と追及されたり、妨害されるリスクもありますので、この点にも注意が必要です。

 以下では、持ち物リスト的な観点も含めて詳しく解説していきます。

 

 

2.別居時の持ち物        


 

 別居の際には、以下を参考に、詳しく荷物の整理をしてみると良いと思います。

(1)貴重品や普段の生活に必要なもの
・今後の生活にあてる当座資金
・あなた名義の預貯金通帳 ※繰越済みのものもあった方が良いです。
・キャッシュカード、クレジットカードその他のカード類
・あなた名義の保険証券(生命保険、学資保険等)
・銀行届出印
・あなたの実印、印鑑登録カード
・運転免許証、パスポート
・健康保険証
・年金手帳、母子手帳
・(余裕がある様ならば)あなたの高価品(宝飾品や骨董品)や婚姻前の記念品
・常備薬・処方薬
・普段利用している手帳
・ある程度の衣類
※どうしても処分されたくないもの等は別居時に持ち出したほうが良いですが、難しい場合には、その物の写真を撮っておく場合もあります(そうすると、後でモラハラ・DV妻から勝手に処分された場合でも、処分されたことの証明になるため)
※事情があって、お子様も一緒に別居せざるを得ないというケースの場合には、お子様の貴重品や教材類等もお持ちください。

 

(2)モラハラ・DVの証拠となるような資料
・ボイスレコーダー(妻のモラハラ発言についてボイスレコーダーで録音を取ったことがあるようなケース)
・以前使用していた携帯電話及び充電器(以前の携帯電話にデータを保存していた場合)
・自宅PCに保管していたデータ類
・写真(モラハラ・DV妻が物を投げて壁や家電を破損した場合に、破損部位を撮影した写真や、モラハラ・DV妻からの暴力であなたが怪我をした時の怪我の写真等)
・子育て支援センターや警察からの開示資料(保存期間が経過してしまうと今後開示申請をしても入手できないこともあるため、既にお持ちであれば持って出た方が無難です)
・あなたがつけていた日記等

 

(3)財産に関する資料
・(あなたの)直近の源泉徴収票
・(あなたの)直近3か月分の給料明細書
・妻側の収入が分かる資料のコピー等がこちらの手元にあるようなら、その資料
・妻側の資産のありかが分かる資料コピー等がこちらの手元にあるようなら、その資料
・その他財産に関する資料のコピー(不動産権利証のコピー等)

 上記は一例ですので、事件によっては、ほかにも持ち運んでおいた方がよい荷物があるケースもあります。また、今回の解説では、大がかりなものを持ち運ぶ余裕がないということを前提にしていますので、家具や家電類は含んでおりません。

 

3.荷物を持ち出すタイミング


 私がご相談を受け取りますと、「モラハラ・DV妻は専業主婦で基本的に自宅にいるため、別居日がなかなか決めずらい」とか「別居日は休みを取りたいが、平日休むと妻に怪しまれそうだ」というご相談を受けることも多いです。
 そのような場合でも、夏期休暇や冬期休暇中、モラハラ・DV妻は子供と実家に帰るということで、そのようなタイミングで別居をスタートされる方も多いようです。また、早朝5時とか始発が走り始めるタイミングで家を出てしまう(後述の通り、必要な荷物の大半は前日までに郵送等で送ってしまっておく)という進め方をすることもあります。

 なお、大掛かりな引っ越し業者に頼むことが難しいという場合には、事前に何回か小分けにして段ボールを一つ一つコンビニ等から宅急便で送るとか、実家が近所なので、小分けした段ボールを何回かに分けて実家に一時保管しておくという進め方をする方もいます。

 

4.まとめ


・別居後妻が勝手に処分等してしまうリスクもあるので、別居の際には極力漏れなく荷物を搬出したほうが良い。
・搬出すべき荷物のカテゴリーとしては以下を意識して整理するとよい。
①貴重品や生活必需品等
②モラハラの証拠となるような資料等
③財産に関する資料等
・妻が専業主婦で基本自宅にいるというような場合には、皆様工夫しながら荷物を整理しているようである

 

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