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【モラハラ離婚で皆さんどうなさっているんでしょうか?㉓】弁護士に依頼した場合に弁護士が登場するタイミング等は?

2025.04.28更新

こんにちは、東京・日本橋の弁護士秦(はた)です。「しっかり戦って、しっかりと勝つ」をモットーに詳しく解説していきます。

神田駅から2駅、銀座駅から2駅、秋葉原駅から3駅の事務所です。夜間対応が充実しています。

1.モラハラとは何だ?


 「モラハラ」最近よく耳にするようになった用語のため、モラハラとは何なのか分かったような分からないようなぼんやりとしたイメージでこの用語を使っている方も多いと思います。

 モラハラとは、一般的には「言葉、態度、文書などによって継続的に相手の人格や尊厳を傷つける精神的な虐待行為」などと言われます。「暴言」が典型例ですが、「暴言」に限らず、精神的虐待と言える行為は広くモラハラ行為に含まれます。

 

 

2.弁護士が登場するタイミングは?


 弁護士が登場するタイミングとしては、①あなたの別居開始の前から登場する、②あなたの別居とほぼ同時に登場する、③あなたの別居後暫くしてから登場するという3パターンがあると思います。

 結論から言いますと、上記の「②あなたの別居とほぼ同時に登場する」というのが圧倒的多数と言えます。

 上記①の場合、あなたはモラハラ夫と同居しながら弁護士を通じて離婚協議等を行わなければならなくなりますが、モラハラ夫は弁護士よりもあなたと直接話をしたがることが多いですし、日常生活の中で嫌がらせを受けることも多いです。

 そのため、モラハラ離婚の場合には、①のタイミングで弁護士が登場することは少数派だと思います。

 

 また、上記③については、別居後も引き続きあなたの方でモラハラ夫と離婚協議を目指し、話し合いが難航した段階で弁護士を立てるというケースになりますが、そもそも、あなたの別居先を知らせないまま交渉するということが難しいケースが多いです。そして、あなた個人で交渉を行うと不利な離婚条件に陥ってしまうというリスクもあります。

 この点、②のタイミングで弁護士を登場させる場合、別居後の交渉はあなたが直接行う必要がなくなり安心ですし、不利な条件に陥るリスクがありません。そのため、②のタイミングで弁護士を登場させる方が圧倒的多数なのです。

 

 

3.弁護士の登場のし方は?


 今は振り込め詐欺などで、裁判所や弁護士の名を騙って電話をかけてくるような犯罪者もいるような時代ですので、弁護士からいきなりモラハラ夫に電話をかけるということはしないことが多いと思います。

 そのため、まずは、書面でモラハラ夫宛に連絡を取るケースが圧倒的多数ではないかと思います。

 なお、文書を送る場合、内容証明郵便を送るケースもありますが、私が担当する場合には、普通郵便で郵送する形を取っています。いきなり内容証明郵便を送ると、不用意にモラハラ夫を刺激してしまうケースが多いからです。

 モラハラ夫宛の文章の文案は、別居前までに調整しておいて、別居直後に発送する形を取ります。

 

 

4.その後の流れは?


 前述のように初回は文章の連絡をし、その後は、私の方で、モラハラ夫と直接会って話ができるようであれば、1度は会って話をするようにしています。

 弁護士として何人ものモラハラ夫と会話をしてきた経験から、実際にモラハラ夫に会って話ができると、一定の傾向や対応方法が見えてくることも多いからです。

 ただ、モラハラ夫がすぐに弁護士を立ててきた場合には、モラハラ夫の弁護士との交渉になってしまいますので、モラハラ夫と直接会って話をすることはできなくなります。逆に、モラハラ夫が私からの連絡を無視し続けるような場合にも、直接会って話をすることは難しいです(その場合には、早めに離婚調停を起こすケースが多いです)。

 

 

5.結局いつ頃までには依頼しておいた方が良いか?


 私の方からは、「正式な別居日が決まった場合、遅くともその2週間前までにはご依頼ください」とお伝えすることが多いです。

 別居までの準備の中で、あなたが自宅に残す置手紙の準備、私がモラハラ夫に送る文章の準備などの期間を考慮すると、2週間程度の期間は欲しいと感じるからです。

 

 

6.まとめ


・弁護士の登場タイミングは、あなたの別居直後にするケースが圧倒的多数である。

・弁護士の登場方法は、私の場合、普通郵便をモラハラ夫宛に送るという方法を取る。

・その後の流れは、私の場合、モラハラ夫と直接会って話ができるようなら直接会って話をするようにしている。

・別居までの準備のことも考えると、ご依頼は別居日の2週間前までということでお願いすることが多い。

 

 

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投稿者: 弁護士秦真太郎

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